立派な牡蠣と、村上龍の本のはなし

牡蠣のお裾分けを頂いたので、さっそく剥いてもらって、つるっと食べました。
f:id:chikayours:20131228131753j:plain
f:id:chikayours:20131228131750j:plain
厚岸のものだそうです。ゆずの濃いおいしいぽん酢があったのでほんのすこしかけて。
f:id:chikayours:20131228131742j:plain
海を食べているみたい、という表現がまさにぴったり当てはまる見事なお味。

まだ自分が学生時代、牡蠣は苦手で食べられなかった。当時なぜだかハマってた村上龍氏の著書で、登場人物が若い女性にレストランで食べさせた時にその牡蠣の味をそう評した、と書いていたのを読んで、機会があればそんな表現ができるディナーをしたい、ぜひそんな女性になってみたいものだ、そしてそもそも牡蠣はもしかして不味いものではないのではないか?と好奇心を誘ってくれたわけでした。
それから実際口にするまで5~6年かかったと思うけど。

おいしい生牡蠣を食べるたび、頭のなかでこっそりそのことを反芻してます。

たぶんこの本。

村上龍料理小説集 (集英社文庫)

村上龍料理小説集 (集英社文庫)

文字が映画のように目に写る本だったなあ、という印象。
よく覚えてないからもう一度読んでみようかな。