今思えばちょっと大変だった話(中学編)

チャラチャラしたネタの更新をしたくて作ったブログなのに、またもややっちまうパティーンですが、とりあえず書くわ。

受験ネタでまとめサイトなどが盛り上がる昨今になると必ず自分の中で思い出すネタがある。

当時、いじめ→転校っていう流れが馴染み始めた頃で、わたしが通っていた中学、しかも同じクラスにもそんな女子がやってきたわけです。強めのくせ毛をポニーテールにして、ちょっと天草四郎みたいなヘアスタイルで。鼻に特徴のある顔で、多少三白眼だった。今でも忘れない、インパクトある表情だったな。話し方とかすごく変わっていて、きっとあまり友達ができずそのまま自分の世界を作っちゃって、より一層友達ができなくて・・・っていうパティーンに陥った子だったっぽく感じた。しゃべってみたけど会話になんなかった覚えがある。まあ、ぶっちゃけ腫れ物なんだけど、かといって特にいじめるわけでもなく、でも彼女を仲間に入れる子もおらず、逆に差別のない状態で受け入れた感じだった。先生だけ、なんか今思えば肩に力入ってた気がするな。まあ、その女子を以後、鼻子ちゃんとしよう。

忘れもしない、高校受験の時。

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(写真はイメージです)


公立と私立の併願受験がおなじみで、わたしも(親には言えないが)適当に選んだ私立の女子高を併願したわけです。たまたま鼻子ちゃんも同じ学校を志願。その学校を志望する人はクラスメイト以外にも数人いて、大体は受験申し込みに学校単位でグループでまとまっていくので、我々も連れ立って行ってきたわけですよ。クラスメイトゆえ話の合わない鼻子とワンセットにされてしまったので道程は本当つまらなかった。
出願に行く前に先生からそれぞれ封筒を渡されていて、その中に内申書とか願書とか諸々書類が入ってる感じで、先生はわたしのいる前で鼻子に渡してたから、「あー、クラスごとでまとまってるのかな」と思って、でもわたしに一切声かけてこない上に何故鼻子に渡すんだ!そしてなんで何の疑問もなく受け取るんだ!!と先生にも鼻子にもモヤっとしながら、でも自分から積極的に言い出すタイプでもないので、いざ、高校まで電車で時間をかけて行ってきたわけ。

じゃあみんな、提出しちゃおう、と窓口にどんどん封筒を出していくんだけど、鼻子は何も言わずまるごと書類を提出しちゃってて、あれ?その大きな封筒の中にわたしの分も入ってるんじゃないの・・・?いくらなんでも別々に出さないとまずいんじゃ、と思って声かけたら、封筒の中身は自分の分だけだ、と早口にぶっきらぼうに言われて終いだったんや・・・!!

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(写真はイメージです)


周りの子たちはわたしのことを「うっかりしすぎwww」みたいな感じで笑っててわたしもひきつりながら笑って返したけど、出願日がその日だけだった(と思う)から、心の中じゃ血の気が引いて、かといってその場で爆発できるわけもなく(自分も確認してなかったのが悪いかなと)、その足で中学校へ戻ってべそをかいているのを必死に隠しながら(多分隠れてない)冷静を装い先生に報告。

あまりのショックに母にもべそを隠して(多分隠れてない)冷静に報告したんだけど、その夜どういう経緯かすぽっと抜けて忘れてるんだけど、先生が車でうちまで母に平謝りしに来たんだよね・・・

先生いわく、鼻子のことで頭がいっぱいでわたしのことをすっかり忘れていた、と。それを聞いた母激怒。あるまじきミスだ、と。
でも、先生「すみませんすみません、いやー、忘れちゃっててwww」とか、友達同士で漫画を回し貸ししてたのを自分で止めちゃってすまんすまん的なノリで謝ってきて、そんなテンションだから余計に母も怒ったんだけどさ。

わたしも正直、受験が初めてで、人生の岐路的な意味でも初めての大きい出来事だったし、蔑ろにされた感がすごくて涙が止まらなかったんだよなー。
だから、謝罪の時、先生が玄関に来ているのに、謝られている張本人なのに、一緒にその場にいられなかった。母はそんなわたしに「自分のことなんだから!」と引っ張りだすでもなく、そっとしておいてくれたんだ。今思えば。良い母だ・・・

結局、先生経由で高校に連絡してもらって、別の日にわたしひとりで願書提出しにいったんだよね。覚えてるわ、ぼんやり。ひとりで遠くまで行ったこと・・・
一緒に出願行った子たちから「うっかりしている」と笑われた事とか、鼻子に「は?これわたしのだけど」ってあっさり言われた事とか、先生が鼻子に封筒を渡しているのを横でみていた自分を思い出しながら歩いて、本当情けない気持ちしかなかった。こんないわくがついちゃった学校なんか通いたくない!絶対公立行こう!と思えたから、まあ良かったのかもしれないけどw

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(写真はイメージです)


その後、卒業式が済んだあと。先生が結婚したっていうので春休みにわざわざ結婚式場に出向いて合唱をするとかいう青春のワンシーンがあったんだけど、あんな先生のことをなぜわたしが祝わないといけないんだろう、とすごく複雑な思いでいっぱいだった。でも、クラス全員ノリノリだった中行かない勇気はなかったので(その手の勇気を持てるようになったのは専門学校時代になってからようやく・・・)、せめてわたしが祝いの席にいることで、先生が気まずい思いをしたらいい、と、今思うとひどい曲がった根性で出席した嫌な生徒に成り下がったわ!


だってさー、たった40人弱の生徒で、それぞれ出願する学校の受験申し込み日も1日に集中しているわけでもなく、リスト作ってまとめればまずは仕事としての生徒のケアはもれなくできるはずだし、それぞれの個性によってフォローをするのはそれができてから先の話じゃね?って幼心に強烈に感じてたんだもん。中学生でも分かることなのに、この人何考えてるんだろ?と。
一番身近な知らない大人代表選手ですからね、「先生」って。なんか、あれー・・・大人とか言ってるけど、この人意味わかんないんだけど・・・とか本当心から思ったよ。

ああやって感情にごまかして目の前の仕事をちゃんとしない、使えないヤツってどこにでもいるんだよね。
って、あ、わたしのことかwwww
先生、わたしは先生の教え子としてしっかり育ったみたいです!

なんか・・・書いてみたら大して問題でもないかwww
結構もやもやとした気分に未だになっちゃうから、個人的には嫌な思い出ではあるんだけど。

よくテレビとかソーシャルとかで恩師との交流みたいな話題が出ると、相当他人ごと感というか、そんな先生にめぐりあうことは一切なかった我が人生を少しさみしく感じるわけでした。

 

人生いろいろあるなあ。