【秋田】鶴の湯温泉と食べきりたんぽ【いいとこ】

夏の終わり、秋田まで旅行いってきました。

行きは飛行機のチェックインに間に合わず次の便まで4時間待つことになりました。その事実にあまりにもびっくりして、どれくらいびっくりしたってスッチーがやたら行列してた「芋きん」を一緒に並んで買ってしまうほど動転した。

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おいしかった。焼きたて。


着いたら着いたで目的地までかなり距離があって、真っ暗すぎて道が分からず怖い思いをしたりなどおもしろハプニングも満載。

さて、メインの目的地は乳頭温泉郷の中で最も歴史がある、鶴の湯温泉です。
鶴の湯温泉
http://www.tsurunoyu.com/

「鶴が羽を湯浴みさせ傷を癒やした」ということでこの名前になったそう。
韓国ドラマだか映画だかの舞台にもなったそうです。エキゾチック感はんぱないムードに納得。

温泉といえば箱根や伊豆などのイメージしかなかったんで、「塔ノ沢温泉」のなんとかホテル、とかが当たり前の認識でいたから、「え?鶴の湯温泉?で、なんていうお宿なの??」と頭の中をぐるぐるしていたんだけど、どうやらこの乳頭温泉郷はそれぞれの温泉郷に宿泊ができる、というシステムなので、なんだろう。「へー、温泉いったんだー。どのお宿に泊まったの?」っていうような話の運びにしにくい感じってことです。

警護の武士が詰めたという茅葺きの屋根の長屋、「本陣」が未だ残る風情ある場所で、わたしはこういう「ザ・伝統」っていうのにめっぽう弱いんで、もう大興奮。外に水車とかあるからね!!!門構えもイメージ通り!

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直前の予約だったので本陣には泊まれなかったんだけど、ひなびた温泉旅情的な意味では120%、いや150%おすすめできる宿でした。

お湯は想像以上に想像通りの「温泉」で、乳白色のお湯に昭和な薄暗い照明、大きな混浴の露天風呂など、もう、映画のセットか?というレベル。

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いくつか効能の違うお風呂があるんだけど、のぼせやすいわたしでも何個も楽しめるくらいいいお湯だった。ぬるいってわけじゃないんだけど、ずっとつかってられるというか・・・

ご飯は川魚を囲炉裏で焼いたもののほかは山の幸メインの、田舎料理っていう感じ。

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芋煮のような椀物が最高においしくて、おかわりしちゃった!

だけど、トータルして子供は喜ばなそう。薄暗いし、ご飯はつまんないだろうし、お風呂も怖いだろうし。
外国の人はやたらテンション高かったけど・・・

さて、お宿以外の秋田観光。
秋田出身の友達から、お店の大量のお湯で茹でられる稲庭は別格だから絶対食べなよ!と教えてもらっていたので道の駅やら途中立ち寄った休憩所やらでとにかく稲庭を食べまくったw

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残念なのが、きりたんぽが食べられなかった事・・・宿もレストランも立ち寄ったところではどこにもなくて。しかたがないのでおみやげで買って帰ってきた。
一人用の、レンジアップで食べられる便利なレトルトのなんだけど、これ大ヒット。風邪ひいているときに気軽に食べられたので最高!
たぶんこれ。
渡辺食品 食べきりたんぽ
http://ameblo.jp/watanabeshokuhin/entry-11309693490.html
せりが手に入らないことが多いと思うのですが、そんな時は三つ葉を代用するとおいしくいただけるよ!

ちょうど紅葉が始まるタイミングで、それはそれは見事な野山の風景を楽しめて、最高だった!!!

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ほかは、
田沢湖

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武家屋敷

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秋田っぽい観光地をそれぞれ楽しんで、空港で狙ってた「金萬」をしっかりゲットして帰ってまいりました。

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金萬は生のタイプと真空パックのタイプがあって、空港には両方とも揃っていました。

もちろん生を迷わず買ったけど、封を開けたら最後、一晩超えたらすぐ堅くなってきてしまうので、要注意。帰ってきて我慢できずに夜中開けていくつか食べて、翌朝食べてみたらちょっと堅くなり始めてた時のショックたるや。
ちゃんとジップロックしておけばよかったよね。今度はそうします。


ちなみに家に帰ってからもしばらく温泉の匂いが身体から漂ってくるほどのお湯だった。
入ってる最中は気にならなかったのに、あれはすごかったわ・・・(匂いが)

流行りのスタイルの豪華な宿ではないし、行き届いたなんちゃら、ホスピタリティうんちゃら、みたいなところでは全くないのに、今までで一番心に残る温泉旅行となりました。また行きたいなあ!