かっくんブレーキのタクシーはメーターが上がるのか?

タクシーの運転手は、少しでもメーターを多く稼ぐために、わざとポンピングブレーキをきかせまくる、という都市伝説がまことしやかに語られ、わたしも先日まで信じていましたがみなさんどうですか。
かっくんかっくん揺れまくって、この運転手、運転へたくそだなあ!え?メーター稼ぐためなの?!せこいな!!! みたいな。

わたくし、最近足を悪くして、移動手段にタクシーを使うことが日常的になり、運転手さんと話す機会が増えましてね。ある時当たった運転手さんのスムースな停止っぷりにわたしは嬉しくなり、こんなに綺麗に運転していたらあまり稼げないのでは・・・といったような質問を投げたのです(ある意味失礼)。
だって下手な運転が儲ってて、上手な運転が損(じゃないけど)だなんて、不公平さがなんか悔しくて。

そしたら、大昔のメーターのシステムだとそういうのがあったのかも分からないけど、今はそんなことで回っちゃうような仕組みにはなってませんよー、とのこと・・・

え?!

じゃああのカックンカックンしたどうしようもないブレーキっぷりは何?
ただの下手くそな運転ってこと?!
うちの母だってそんなブレーキ踏まないよ?!
運転でお金もらっているプロなんじゃないの?!
と、むしろ驚いてしまっったのでした。

どのポイントを信じるか信じないかは

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ね。

さて。わたしは免許持ってないからカックンとこないブレーキがどのくらい難しいのかわかんないし、運転している人は自分でブレーキ踏んでるからあの揺れっぷりの体感なんて屁でもないのか?ということもわかんないけど、もしプロだったら、自分の評価が「運転技術」「地理の詳しさ」「接客態度」あたりで決まるし、最低限負担をかけない輸送方法のベストを探すことくらいを心がけるもんなんじゃないのかな・・・・・と疑問に思ったわけで。

それができない、向いてないって思うなら別のお仕事するわ、わたしなら!なんで辞めないんだろ?辞めるべきじゃない?!って憤慨しつつ、今朝も今朝とてカックンタクシーで朝っぱらから気持ち悪さをこらえていたんだけどね。

タクシーやバスの運転手、コールセンターの対応だったり、レストランの接客だったり、スーパーのレジだったり・・・いろいろプロならではの判断力、頭の回転の早さなどを求められ、わかりやすい評価がされやすい分野のお仕事ってたくさんあるけど、明らかにダメな、下手くそなやり方をする人も一定量の人数いるんだよね。でもそれ、別にいいんだ、別に続けててもいいんだ・・・って思ったわ・・・
命に関わるような下手さ(運転手さんなら危険な車線変更や交通法規に対するスタンスなど)だったら迷惑をかけないうちに辞めるべきだけど。

別に下手だからって辞めなくてはいけないルールはなくて、世の中も水準の低いサービスでも受け入れられてて、お金もちゃんと回っていくんだな・・・って思ったんですよ。
わたし、下手だったら辞める、明らかに迷惑がかかるレベルなら去るべきと思って生きてきたことを逆に知らなかった。

ちょっとうまくいかないからって周りの目を気にして逃げたりしちゃダメだな!って思った今日このごろ。
都市伝説の話じゃなかったのかよ!っていう話の流れですが、
以上です。